自己開示のコツと4段階および注意点
自己開示 [臨床心理士試験用語]とは、自分の考えや気持ち、体験を他者に語ることです。
自己開示をすると、話相手との信頼関係や親密感が高まり、コミュニケーションがスムーズにいきます。
一方、注意点もあります。相手の関心や受け入れ度に合わせて、自己開示の内容や深さを調整する必要があります。
自己開示には下記に説明する、
事実的自己開示、意見的自己開示、感情的自己開示、露出的自己開示の4段階があります。
初対面の人には
事実的自己開示をすることで、話相手に自分のことを知ってもらうことができます。
親しい友人や恋人には、
感情的自己開示や
露出的自己開示をすることで、自分のことを理解してもらえやすくなります。
自己開示の4段階は、関係性によって使い分けましょう。
初対面の自己紹介:事実的自己開示
自己開示の4段階の中で、最も浅い段階。
自分の名前や年齢、職業などのごく基本的な情報を話します。
事実的自己開示では、初対面の人や知り合って間もない人との会話でよく行われ、話相手に自分のことを知ってもらえやすくなります。
価値観を話す:意見的自己開示
事実的自己開示よりも深い段階の自己開示です。
自分の好き嫌いや価値観などの個人的な想いを、話し相手に伝えます。
意見的自己開示をすると、自分の考え方や感性を知ってもらうことができます。
一方、相手の意見と異なる場合は、対立や反発を招くこともあります。
意見的自己開示をする時には、話相手の立場や気持ちを尊重し、意見を押し付けないようにしましょう。
喜怒哀楽を語る:感情的自己開示
自己開示の4段階の中で、3番目に深い段階です。
喜怒哀楽や不安、悩みなどの気持ちを、話し相手に語ります。
感情的自己開示をすると、自分の心の動きや気持ちを知ってもらうことができます。
一方、話相手の感情や状況に配慮しなければ、相手を傷つけたり、負担をかけたりすることがあります。
感情的自己開示をするときは、話相手の気分やタイミングを見極めて、表現するようにしましょう。
恥をさらす:露出的自己開示
自己開示の4段階の中で最も深い段階です。
自分の弱点や秘密、恥ずかしいことなどのプライベートな情報を語ります。
露出的自己開示では、自分のことを完全にさらけ出します。
一方、相手の関心や受け入れ度に合わせて、話す内容やタイミングを調整する必要があります。
露出的自己開示をする時は、相手の反応を観察したり、信頼関係が十分にあるかどうかを考えてみたりするようにしましょう。
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