abiertoロゴ

大阪市西区・北堀江・四ツ橋・心斎橋

アビエルトのロゴ

カウンセリングのアビエルト >
カウンセリングのコラム >
カウンセリング事情:アメリカと日本の視点から

カウンセリング事情:アメリカと日本の視点から

アメリカでのセッションのイメージ
 
海外のカウンセリング事情は、日本と大きく異なります。特にアメリカでは、カウンセリングは日常的なメンタルケアの一環として広く受け入れられています。

アメリカでは、カウンセリングを受けることが一般的であり、精神疾患の治療だけでなく、ストレス管理や自己成長のためにも利用されています。

一方、日本ではカウンセリングはまだ「心の病気を持つ人が受けるもの」「利用するハードルが高い」と感じる人が多いです。

海外と日本のカウンセリング事情には多くの違いがあり、それぞれの国の文化や社会制度が影響しており、日本でも将来的に、カウンセリングの重要性が認識され、利用しやすい環境が整うことが期待されています。

海外のカウンセリング料金事情

お金を支払うイメージ
 
海外での心理カウンセリングの料金は、国やカウンセラーの資格、経験によって異なりますが、一般的には1時間あたり6,000円から15,000円程度が相場です。

アメリカではは1時間あたり約100ドルから200ドル(約11,000円から22,000円)となっており、都市部や専門性の高いカウンセラーの場合はさらに高額になることがあります。

オンラインカウンセリングの場合は対面よりも安価で、1時間あたり4,000円から7,000円程度が一般的。料金は、カウンセラーの専門知識や経験、提供されるサービスの質に基づいて設定されています。

法律相談や税務相談と同様に、専門的な知識を持つカウンセラーに相談するためには相応の費用がかかります。カウンセリングは1対1で行われるため、1日に対応できる件数が限られており、その分料金が高く設定されることがあります。

海外でのカウンセリングのプロセス

セッションのプロセスのイメージ
 
海外での心理カウンセリングの流れは、国や地域によって異なることがありますが、一般的なプロセスは以下の通りです。

まずは、インターネットでの検索や、現地の医療機関、コミュニティセンター、または友人や知人からの紹介を通じてカウンセラーを探すことができます。

カウンセラーの専門分野、経験を確認し、自分に合ったカウンセラーを選び、セッションの予約をします。初回セッションでは、カウンセラーがクライアントの背景や現在の問題について詳しく聞き取りを行います。

その後、カウンセリングの目標や進め方について話し合い、どのような問題に取り組むか、どのような方法で進めるかを決定し、頻度や期間もこの段階で決められます。

カウンセリングが始まると、定期的なセッションを通じて問題解決に向けた取り組みが行われます。セッションでは、クライアントが感じていることや考えていることを自由に話すことが奨励されます。

カウンセラーは、クライアントの話を傾聴し、適切なフィードバックやアドバイスを提供します。終了時期が近づくと、これまでの進展を振り返り、今後の方針について話し合います。

必要に応じて、追加のサポートやリソースを提供することもあります。

海外でのアートセラピー事情

アートセラピー中のイメージ
 
アートセラピーは、絵画や彫刻、コラージュなどの芸術活動を通じて、個人の感情や思考を表現し、心理的な問題を解決する手助けをする療法。

言葉では表現しにくい感情やトラウマを視覚的に表現することで、クライアントが自己理解を深め、感情の整理を行うことを可能にします。

海外でのカウンセリングにおいて、アートセラピーは一般的な手法として広く認識されています。

アートセラピーは子供や言語に障害を持つ人々、または言葉でのコミュニケーションが難しい人々にとって有効です。

アートセラピストは、クライアントが自由に創作活動を行う環境を提供し、その過程で生じる作品や行動を通じて心理的な洞察を得ます。

クライアントは自己表現の手段を得るだけでなく、内面的な問題に対する新たな視点や解決策を見つけることができます。

アートセラピーはストレスや不安、うつ病などの精神的な問題を抱える人にも効果的。創作活動を通じてリラックスし、自己肯定感を高めることができるため、心理的な安定を取り戻す手助けとなります。

アートセラピーはグループセッションとしても行われることもあり、他者との交流を通じて社会的なスキルを向上させることも期待されます。

日米のカウンセリング普及状況

セッション中のイメージ
 
日本とアメリカのカウンセリングの普及状況には大きな違いがあります。

日本においては、カウンセリングがまだ比較的新しい概念であり、社会的な認知度や受け入れ度が低い傾向にあります。多くの人々は、精神的な問題を抱えていることを公にすることに抵抗を感じるため、カウンセリングを受けることに対しても躊躇しがち。

精神的なケアに対する偏見がまだ強く残っているため、カウンセリングを受けることを恥ずかしいと感じる人が多いです。

一方、アメリカではカウンセリングが広く普及しており、精神的なケアに対する意識が高いのです。多くの人々がカウンセリングを日常的に利用しており、精神的な問題を抱えることが特別なことではないと認識されています。

学校や職場において、広くカウンセリングサービスが提供されており、必要な時に気軽に利用できる環境が整っており、メンタルヘルスに関する教育や啓発活動も盛んに行われています。

このように、日本とアメリカではカウンセリングの普及状況に大きな違いがあります。日本ではまだカウンセリングが一般的ではないため、精神的なケアに対する意識を高めるための教育や啓発活動が必要です。

日米のカウンセリング資格制度

卒業式のイメージ
 
日本では、2017年に「公認心理師法」が施行され、公認心理師という国家資格が誕生しましたが、それ以前はすべての心理資格が民間資格でした。

日本の公認心理師資格を取得するためには、大学院での学位取得や実務経験が必要です。

一方、アメリカには州ごとに異なる州立資格が存在し、カウンセラーの地位が公的に確立されています。LMFT(LICENSED MARRIAGE AND FAMILY THERAPIST)、LCSW(LICENSED CLINICAL SOCIAL WORKER)、LPCC(LICENSED PROFESSIONAL CLINICAL COUNSELOR)などの資格があり、それらを取得するためには指定大学院の卒業、インターンシップの完了、そして国家試験の合格が求められています。

日米のカウンセリング保険適用事情

面談中のイメージ
 
日本とアメリカのカウンセリングにおける保険適用の違いは大きく異なります。

日本では、カウンセリングが保険適用となるケースは非常に限定的。たとえば、うつ病や不安障害などの特定の精神疾患と診断され、医師による認知行動療法や精神分析療法を受ける場合に限られます。

一般的なカウンセリングは保険適用外であり、全額自己負担。のため、カウンセリングを受けるハードルが高く、費用面での負担が大きいのが現状。

一方、アメリカではカウンセリングへの保険適用が広く行われています。多くの民間保険会社がカウンセリングをカバーする保険商品を提供しており、保険プランによってはカウンセリング費用の一部または全額が保険で賄われます。

そのため、アメリカではカウンセリングを受けることが一般的であり、精神疾患の治療だけでなく、日常のストレス管理や自己成長のために利用されることが多いのです。

アメリカではカウンセリングの敷居が低く、企業の経営者が専属のカウンセラーを雇うことも珍しくありません。

日米のカウンセリングでの薬の処方

薬の処方中のイメージ
 
日本とアメリカのカウンセリングにはいくつかの重要な違いがありますが、その中でも特に注目すべきは薬の処方に関する点です。

日本ではカウンセラー(臨床心理士や公認心理師)が薬の処方を行うことはできません。
薬の処方は医師のみに許可されており、カウンセラーは主に心理療法やカウンセリングを通じてクライアントの精神的な問題に対処します。

カウンセラーがクライアントの状態を評価し、必要に応じて精神科医や内科医に紹介することはありますが、薬の処方自体は行いません。

一方、アメリカでは一部の州でライセンスを持つカウンセラー(例えば、ナースプラクティショナーや臨床ソーシャルワーカー)が薬の処方を行うことができます。

特に、精神科看護師や臨床心理学者などの高度な資格を持つ専門家は、薬物療法と心理療法を組み合わせて治療を行うことが一般的です。

これにより、クライアントは一つの場所で包括的な治療を受けることができるという利点があります。

カウンセリングの関連コラムを読む

ヨガ中の女性のイメージ

メンタルヘルス
精神的なストレスや悩みの回復を目的とする行為です。

前向きな女性のイメージ

カウンセリングの効果
カウンセリングで、物事のとらえ方が変化します。

カウンセリング中のイメージ

カウンセリングマインド
カウンセラーには受容と共感、承認などが必要です。

受容するカウンセラーのイメージ

来談者中心療法について
カウンセラーは、相談者に共感し、受容します。

おしゃべりな女性のイメージ

聞き役と話し手の関係性
話し方や自己開示の度合いは、人によって違います。

会話をする女性のイメージ

心の周波数を合わせる
円滑なコミュニケーションを育むための、解説です。



カウンセリングオフィス
アビエルト

所在地
〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3丁目2番22号 おおきに南船場ビル205
090-5897-2682
オンラインカウンセリングのスケジュールは、おおむね
以下の通りです。
ご予約の際は、お電話かもしくは
ご予約空き状況にて、ご確認ください。

開始時間
10:00

11:30
13:00

15:30
18:30

19:30

>> ご予約・お問い合わせ


予約先の電話番号
電話による受付:9時半~19時

ご予約・
お問い合わせ >>