カウンセリングの初回相談では、クライアントとカウンセラーが初めて顔を合わせる機会。
ここでの目的は、クライアントの悩みや問題を理解し、信頼関係を築くことです。
まず、カウンセラーは自己紹介を行い、カウンセリングの進め方や守秘義務について説明します。そうすることによって、クライアントは安心して話をすることができます。
次に、クライアントの背景や現在の状況について質問します。これには、家族構成、職業、生活環境などが含まれ、クライアントの問題をより深く理解するために必要な内容となります。
その後、クライアントが抱えている具体的な問題や悩みについて聴きます。カウンセラーが共感を示しながら、問題の核心に迫る質問をします。そんな過程で、クライアントは自分の感情や考えを整理しやすくなります。
初回の相談では、カウンセリングの目標や期待する成果についても話し合います。クライアントがどのような変化を望んでいるのか、どのようなサポートが必要なのかを明確にすることで、今後のセッションの方向性が決まるのです。
最後に、カウンセラーは次回のセッションの予定を立て、クライアントに宿題や自己観察の課題を出すことがあります。そうすることにより、クライアントは日常生活の中で自分の問題に取り組む機会を得ることができます。
初回でクライアントとカウンセラーの信頼関係が築かれることで、クライアントは安心して自分の問題に向き合うことができ、効果的なカウンセリングが進められます。